脳出血の新たな危険因子となる可能性の研究が発表されました。
ミュータンス菌とは、虫歯菌の主な菌で、日本人のほとんどが持っています。 研究発表ではミュータンス菌のうち「コラーゲン結合タンパク質」を持っている特定の菌に着目。このタイプの菌は日本人の約8%が持ち、脳出血の患者では約30%が保菌していたとのこと。
つまり発症リスクは約4倍になる計算。 この菌を持っていることで脳出血が起こるわけではなく、リスクが高まるということになります。 また、他にも、糖尿病の進行や、高血圧、早産、低体重児出産などに関わることも知られております。 実は、お口の中のケア、予防は全身の健康へかなり関係があるのです。 今は、歯科は治療だけをするところではなく、予防をするのに大変重要な役割となっていると思います。
虫歯菌や歯周病菌は口移しなどで母子感染もします。 産後のお子さまへのお口のケアも気を使いたいですね。